昨年12月に運転手が乗車していない路面電車が、赤信号を表示している交差点に進入する重大インシデントを発生させ、運輸安全委員会による調査を受けておりましたが、この度、運輸安全委員会から調査結果が示されました。
調査報告書において必要と指摘されました再発防止策につきましては、インシデント発生直後から、下記の取組や措置を行うなど、再発防止に努めてまいりましたが、この度の調査結果を真摯に受け止め、今後におきましても、軌道整備事業者である札幌市交通局と連携を図り、公共交通機関の最大の使命である輸送の安全の確保に努めてまいります。
・運転手が車両を離れる際の取扱いを明確に規定するためのルール改正(令和6年1月31日)
・改正ルールの施行前に、確実な周知を図るための臨時研修を実施(令和6年1月23日~26日、全7回)
・日々の添乗指導による運転取扱いの確認・指導の徹底
・整備事業者である交通局によるハード対策として、保安フットブレーキを新設する車両改造を実施中(対象車両22両中1両に設置済み、今年度中に全車両の改造を完了する予定)